モテる男の会話術3つ「質問・褒める・傾聴する」の最後、傾聴です。
最初にある程度女性の心を開き自分の存在を強く認識させたら、次に重要なことは相手に「僕はあなたに関心・集中しています」ということを見せなければなりません。
相手も話をするということです。傾聴と言った時、知らない人はおそらくいないでしょう。
傾聴はよく聞くこと。積極的に聞くこと。
そうですね、合ってます。
でも、実際の生活で習慣のようによく聞いてくれる人はあまりいません。
この点を私たちは狙わないといけないですよね?
ただ、何も考えずに聞いているより、リアクションした方がいいことは知っています。ですが、どのように効果的なリアクションすべきかお教えします。
モテる男の内面で一番重要な要素が社会的知能「SQ」です。SQが高い男を高価値と判断するのが女性です。社交性がある男がモテるのは普通に常識で分かります。
会話の全体が10だとすると、女性が7割、男性が3割話す時に女性はこういいます。
話がよく合いますね!楽しかったです。
最初は男から喋らないといけないです。理由として、女性はまだ自分の話をするくらい仲良く感じていない」からです。親近感を持つようになったら、女性の方からたくさん喋るように誘導するのがベストです。
女性が欲しいものを挙げる
相手が欲しいものはどうやって分かるのか?
相手を観察・質問・傾聴しながらヒントを得なければなりません。関心を持って傾聴することがポイントです。
符号化とは情報を記憶する過程を意味するが、ここでは同じ情報をどう記憶するのか?どのように符号化(encoding)するのかによって会話が変わるのか話したいと思います。
韓国のドキュメンタリーで放送された内容を紹介します。
長い間一緒に住んでいた夫婦を対象にアンケート調査を行います。試験用紙の内容は、一つの文章が書いてあります。
あ、そこの窓が開いてる。
これに対する答えを解釈する問題です。返事の例としては
- 窓を閉めて
- 寒い
- 窓の外を見るってことは遊びに行きたい
一つの文章にも様々な意味が込められているということです。そこでこの文章が意味する実際の心情はどのようなものなのか、夫婦の意見を書きます。
一つの文章を見て2人の考えがどれだけ一致するのか。
40~50年を共に生きてきた夫婦の結果は驚くべきものでした。点数はなんと…60点でした。中には40点もありました。
長い間一緒に暮らしても、この人が本当に何を言っているのか3分の1以上を聞き分けることが出来ず、間違って解釈しています。
我々が相手の考えを100%読み取ることは簡単ではありません。私たちはメンタリストでもないし、言葉だけで相手がどんな考えをしているのか把握することは難しいですよね。
人は普通に自分の考えを表現するにも関わらず、他人はその人の考えを知ることは簡単ではないのです。
確かにあなたはそう言ったじゃない
いや、私はそういう意味で言ったんじゃないよ。
傾聴をしないと戦いの根源になることもあるし、相手をよく把握できない場合もあります。
私が強調するのはセンスです。センスは観察から出て、その観察は関心から始まると言います。会話を通して相手の考えを読み取る能力を向上させるのです。相手の欲しいものを探す能力、それを「センス」と言います。
傾聴を上手にするためには相手の符号化をよく解釈して確認しなければなりません。
先ほどの窓の話を例にすると
相手が窓を見て話しながら、両手をこすり寒そうなポーズをしている。
窓が開いていると話し、そのようなジェスチャーをするということは「窓を閉めてほしい」という意味で解釈するようになります。そして、一度相手に確認します。
もしかして今窓を見て話したってことは、窓を閉めて欲しいってことだよね?
こう思ったでしょ? これで合ってる?と確認し、それが一致した時
「解釈、確認」の過程を通じてお互いが共感できる、そこまでが積極的な傾聴です。
相手が傾聴を望む時
いつでも積極的な傾聴が可能であればいいのですが、内容を確認して共感する過程なのでエネルギー消費が大きかったり、相手が望まない時もあります。
そして、これも顔色を伺うようにしなければなりません。どう見ても女性が会話したくなくて、きちんと答えないことに食い込む必要はないのです。
相手が重要な話、もしくはあの言葉に感情が込められている場合に積極的に耳を傾けるべきです。
あ、そうだよね・本当に?・すごいね!
僕たちがよく知っているこのリアクションです。
積極的傾聴とリアクションは似ている部分が多いです。本当は「解釈して確認し、共感する」が、ちゃんとしたリアクションです。
※でも、分かりやすくするために積極的傾聴と分けます。
「ええ、そうなんだ~・本当に?・」など。これがリアクションと定義します。
女性と話すことに慣れていない男性は上記のように呼応するリアクションだけでも正解です。リアクションだけでもほぼ積極的傾聴に匹敵する水準です。
女性はいつも傾聴してくれることを望みます。しかし、本当にしっかり聞いてほしい!という時があるので、その瞬間をキャッチして、傾聴ポイントを見逃さないようにするといいですよ。
- よく聞いて!と直接言及してくる
- 同じ言葉を繰り返す時
- 本当に~など、強調単語が含まれている時
- 沈黙しながら集中させる時
- 普段と口調が変わったり、声の大きさが変わる時
直接言及してくる
- これ本当に大事だよ…
- この言葉はあなたに覚えておいてほしい…
- これは私がちょっと悩んでて出た言葉なんだけど…
こんな言葉は「私の話をよく聞いて!」という意味です。ただ言葉の表現を変えただけで、とてもストレートな言葉です。
傾聴スタート、傾聴の態度を見せれば大丈夫です。
この言葉を聞いたにも関わらず、傾聴せずに別の態度を取るとそのヒントを無視したも同然です。
私はあなたの話をしっかり聞きましたよ。〇〇のことで合ってますよね。 次のお話はなんですか?
その話に対して僕はこのように理解しました。
このような態度で、相手にリアクションと集中している姿を見せてください。
同じ言葉を繰り返す時
相手が同じメッセージを繰り返す時です。 酔っぱらったらこうなる人も多いですよね?酔っ払いには傾聴する必要ないですが。
とにかく単語かもしれないし、似たような同じ意味のメッセージだったら集中して聞くタイミングです。
- こんな話についておっしゃってくださるんですね。
- その部分について真剣に考えてみます。
- その部分についてはこう理解しますが、どう思いますか?
この程度にリアクションをしたら相手はとても高く評価してくれます。
あ, この人は話の脈をわかってる人だ。
本人が繰り返して言ったことを返すだけでも、高い評価を受けるのが傾聴の力です。
強調単語が含まれている
女性達は言葉に「本当に~マジで~」こういった強調を多く入れるのですが、ほかにもう少し強く言う強調があります。
- これはほんっとに
- これはすーっごく
- 絶対にこれは
こんな感じですね。
あの店ほんっとに美味しかった!
(中略)
絶対行った方がいいよ!
え?そんなに美味しいの?!ちょっと行きたくなってきた!
メッセージの最初や最後に強調が入っている部分は覚えておいてください。
私たちも相手に傾聴を望む時、このような信号を送っています。意図しなくても、重要なことを言う時は無意識に強調語を使います。
沈黙しながら集中させる時
例えば「話があるんだけど…」こんな感じで少し話して黙ってしまう場合があります。真剣な話だったり、言いづらい深刻な話など慎重に考えてしまう場合ですね。
また大勢の人の前で発表する時や話をする時に何もせずじっとしていると、周りの人たちが緊張し始めて過度に集中するようになります。
さらに話者が沈黙すると相手も気になるため目が合うようになります。そしてその時に始まる対話が傾聴すべき対話になるのです。
口調・声の大きさが変わる時
別れを告げる前のシチュエーションでよくある
あのさ、話がある…
声を低くして、集中させようとする姿勢。真剣な話の時です。
真剣に話す時は当然相手も真剣に聞きますが、僕らはもっと技術的に聞かなければなりません。
- 相手はどんな気持ちで話をしているんだろう?
- そこで伝えようとするメッセージは何か?
- 今、何回も繰り返されたメッセージがあった。 どういう意味だろう?
このように自ら話を振り返ってみる必要があります。答えを見つけたら、その答えを相手と共有しなければなりません。 答えを共有する瞬間、みなさん方はとても意味のある人として定着するでしょう。
何か信用できる男だな~
実際に傾聴はどのような感じなのか例を通して話します。
例えば「彼女の家に遊びにいったら二日酔いで横になってた」状況です。
- 僕も二日酔いの経験はたくさんしたからよく分かる。
- もう起きて!動いてこそ新陳代謝も活発になって体も治る。
- 辛そう。
ここでどんなことが一番傾聴に近い態度だと思いますか?
結論から言うと、3番が最も傾聴に近いです。まず相手に共感してこそ傾聴すると言えます。
1番目は「僕もよく知ってる」とむしろ傲慢です。相手が望むことを言ってあげたのではありません。相手が伝えたメッセージは「二日酔いで苦しんでいる」のです。
女性は「辛いことを分かってほしい」ということです。あなたに代わりに苦しんで欲しい、という意味でもないのです。
2つ目は「いや、私はあなたの体調が悪い時、起きて!なんて言わないのになんで私には言うの」これは傾聴ではありません。相手に変化を要求してるわけじゃないのです。傾聴とは違いますね。
3つ目は相手が私に話しかけなくても「相手の辛さ」を表したものです。すると、それについてもう一度繰り返して「あぁ、とても苦しんでいるんだな」というメッセージを示せばいいのです。
積極的傾聴の態度はまず3段階あります。
- 話を聞く
- リアクションをして言葉を整理して返す
- 相手と共感する
例えば、さとみという人が自己紹介をしました。
こんにちは。静岡から来ました、さとみです。私の特技は純真な男の財布作り、そして毎朝彼のアシで出勤すること。私は個人的に彼は魅力的な人だと思います。
と言った時、みなさんはどんな積極的傾聴ができますか?
積極的に傾聴する技法を用いるならば、
あ、男を下僕のように扱って常にメロメロオーラを巻いた静岡さとみさんですね。私はラティと申します。 僕も自己紹介をかっこよくやってみます。頑張ってみます!
さとみの自己紹介の内容を聞いて、軽いウィットと一緒にまとめて相手に戻しました。
となると、相手の立場からはエリートのような印象を受け価値の高い男性に思えるようになります。
相手が長くした話はそのまま返せません。
内容をまとめして相手に返すんです。
どんな内容の本でも、そのまま読むことは難しくありません。しかし、本を読んでから短時間で他人に要約して説明することは簡単ではありません。
積極的傾聴は本を読んで感想文を書くようなものです。 相手の言葉を聞いてそれを整理して返すのです。
この積極的傾聴も本来は訓練が必要です。
積極的な傾聴の訓練
- 私が言いたくても我慢
- 相手の言葉をキーワードで覚えること
- キーワードを相手が理解しやすいように返すこと
このような訓練を伴わなければなりません。
キーワード訓練
相手が話している時、話の途中でポイントとなるキーワードを書き取ったり、頭の中で覚えるということです。
意図的な訓練であればメモすることも良いですが、実戦ですぐに練習するのであればキーワードを覚える練習をしなければなりません。
会話を聞きながらキーワードをいくつか覚えておいて相手の目を見ながら
あ、そうなんだ。こういうことだよね? こんな考えをしているんだ。
と、そのキーワードでその文章をもう一度回す訓練です。
脳には限界があるため、その人の助詞を一つも落とすことなく記憶することは不可能です。ですが相手の言うキーワードをいくつか覚えることは可能です。
そして、会話の最初に出たキーワードは忘れる前に相手にリアクションをしてあげればより効果的です。
適当なタイミングで相手がした全般的な内容を整理し「私はこう考えているのですか、合ってますか?」まで聞くことができればそれはかなりの傾聴スキルになります。
一人でトレーニングする方法としてセリフが多いドラマや映画などで、その人の言葉をキーワードにして挙げてみます。それに対して一人で話してみるのも良いでしょう。
たとえば、職場で上司が指示を出しました。
おっしゃったことはこういう内容で、こうでこう処理する。ということだと聞きました。私が理解した内容で合ってますか。 このように処理すればいいでしょうか。
と聞くと相手の感じ方として「あ、この人はちゃんと理解しているね?」となります。もしそこで間違った部分があったらそれはそれなりにいいです。ミスを防ぐことになりますから。
同じ話をまとめて話すことは、相手からの信頼感を感じさせる非常に威力的な傾聴姿勢です。
注意点としては?
相手が言ったことを全く 同じように話すこと。
「女性と対話するときは言葉の先を返せばいい」というコツがあるんですが、社会的知能の低い人はそのまま返す場合があり、そんな時は事件が発生します。
今週末に映画みにいきませんか?
週末は約束があるんです
あ、そうなんですか?
なので映画はいけないと思います。
思う…?
どうして怒るんですか? 怖いです…
怖い?
同じ言葉を返すことは傾聴ですが、このように単語でそのまま返すことは知能が低いように見えます。
相手の言葉についてある程度要約して、自分のものにして話す必要があります。でも、思ったより簡単ではない過程なんです。
そしてもう一つの注意点は、
感情を無視したり、その人の考えを過小評価しない
本当に悲しい…
大したことでもないのにそんなに落ち込むの? 動くと良くなるよ!
これは傾聴の態度ではありません。少なくとも相手の感情をそのまま受け入れて、自分の考えに変えずにそのまま返せるようにすることが傾聴です。
相手の考えを理解することが傾聴の最大目的であり、第二の目的は相手とより深い共感を得ることです。
まとめたキーワードを考えながら相手に話をすれば相手の考えを確認でき、共感できるので自動的に傾聴することができます。
「あ、なるほど」という機械的なリアクションよりも強力な傾聴になるんです。
簡単なようで難しいすよね? 傾聴に傾聴することこそ、非常に多くの訓練が必要になります。